【先週の感染症(2022年5月30日~6月4日)】

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5月30日から6月4日まで(2022年第22週)に、
当院へ来院されました学校感染症等の患者さん(成人を含む)は、
感染性胃腸炎 4名(1歳~61歳)、
突発性発しん 3名(7ヵ月~2歳)
新型コロナウイルス感染症 0名でした。

ウイルス性胃腸炎が流行しています。突然の嘔吐に始まり、その後下痢や発熱がみられます。嘔吐に対するよい治療法はなかなかありませんが、乳幼児は脱水になりやすいので、嘔吐が数回以上続く場合には小児科を受診するようにしてください。なお、下痢の原因はほぼすべてが感染性ですので。少なくとも園や学校が定めた期間は休まなければなりません。

国内外で小児の原因不明の重症肝炎が報告されています(6月2日時点で国内で36例)。嘔吐や下痢のあとに黄疸がみられたら、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

新型コロナウイルス感染症の第6波は終息に向かっています。
第7波に備えて、3回目、4回目のワクチン接種をお願いします。